登録事象コード: 902
オブジェクトクラス: Beta-Red
ハザードタイプ: 気候学的、爆発性、極温性、集団的、精神工学、有機的、知覚
図902-A: RPC-902-1実体
収容プロトコル: ヨーロッパにおける全ての人口密集地の気温は1年毎に観測されます。人口密集地で異常に湿度の高い気候が確認された場合、特殊機動部隊 India-4 ("Run Forrest, Run")をその地域に派遣してください。気温が30℃以下に戻るまでの間、その地域から一般人を退避させ、隔離してください。
通常の気温に戻った後、全ての新たに出現したRPC-902-1実体を鎮静化してその地域から排除し、実験のために収容するか主任研究員であるロビン・ホームズ博士の裁量で終了してください。ただし、この2つの内では終了の選択が依然として望ましいです。現在、機構の収容下にあるRPC-902-1実体は17体です。収容セルには防火処理を施し、実体は個別に収容しなければなりません。
説明: RPC-902は、ヨーロッパ内の冬季の平均気温が20°Cを下回る一部地域に影響する気候学的な異常です。気温が40℃を上回ると、RPC-902内の気候では湿度が徐々に上昇します。また気温は継続的に上昇し、ピーク時には約245°Cに到達します。1太陽光も同時に増加していることから、この熱の増加には現地の大気の異常な拡大が関係している可能性があります。このような太陽の性質の変化はRPC-902イベントの範囲外では生じないことが確認されており、太陽光や気温は通常のままです。RPC-902イベントの発生は稀であり、20世紀には5回のみ発生しています。気温が平常に戻ると、複数のRPC-902実体がその地域に出現します。
RPC-902-1は複数の異常性のLama glama(ラマ)を指します。一度に出現する実体の正確な数は51~89の間で変動することが記録されており、その総数はイベント毎にランダムです。RPC-902-1実体はフランス語を介した口頭でのやり取りが可能です。これにもかかわらず、RPC-902-1実体は比較的幼稚であり、いかなる複雑な推測や思考も示しません。
RPC-902‐1実体はパニック状態に陥った際に自発的な発火が可能になり、また自身の炎の影響を受けないことが明らかになっています。この炎に関する特性は不明ですが、実験ではRPC-902‐1実体は標準的な焼夷兵器を用いての終了が可能であることが明らかになっています。これにもかかわらず、RPC-902‐1実体の炎は他者にとって有害です。平常状態に戻ると、炎は消失します。また実体は僅かなパイロキネシス能力を示しており、鼻から「火を噴く」ことが確認されています。
出現するとRPC-902‐1実体は集合して自発的な発火を試み、TNT火薬5000トン分以上に相当すると推測される爆発を引き起こします。(事件記録 902-1を参照) RPC-902-1実体はこの目標の達成に対して強い願望を示しておらず、しばしばその達成の前に小規模の爆発をします。この目標を達成する際、RPC-902-1実体はしばしば食事や休息への欲求を満たすための行動を取ります。
図902-B:RPC-902の事象が初めて記録された地域.
発見: RPC-902は1922年12月9日にフランス、オクシタニーのグルダン-ポリニャンにある鉄道駅で初めて発生しました。この駅は以前はモンレジョ-グルダン-ポリニャン駅として知られ、トゥールーズ - バイヨンヌ間およびモントレジョー - リュション間の路線上に存在していました。この事件では65名の民間人死傷者、および周辺地域の甚大な損傷がRPC-902-1実体の個別の爆発によってもたらされました。 残存した実体は沈静化され、収容されました。実体の発話能力が示されたことにより該当する実体へのインタビューが試みられましたが、1つを除いて全てがRPC-902‐1の損失という結果に終わっています。
これ以降、RPC-902はヨーロッパ内において4回発生しました。他の地域でRPC-902が発生した場合、主任研究員であるロビン・ホームズまで報告してください。
補遺902-1: 以下は1体のRPC-902-1実体へのインタビュー記録です。
図902-C:RPC-902実体から回収された巻物で発見された未知のアステカの神の描写
補遺902-2: ドイツ、ベルリンでのRPC-902イベントの後、1体のRPC-902-1実体が劣化した巻物を咥えていました。その実体を無力化した後、機構のエージェントが巻物を回収しました。
機構の言語学担当者は、巻物にはナワトル語2といくつかの英語、フランス語およびドイツ語の語形変化が混合して含まれていると推測しています。この文書にはアステカの様式でいくつかの神々が描写されています。RPC-902-1実体と描写された神々との関係性は不明です。
事件記録902-1: 1947年4月18日に、当時無人であったヘルゴランド島でRPC-902イベントが発生しました。この事件の後、新たに出現したRPC-902‐1実体が各所で集合しました。刺激が無かったのにもかかわらず、全ての実体が集合を成功させた後、機構の職員が接触する前に同時に起爆し、TNT火薬6700トン分に相当すると推測される爆発を引き起こしました。この爆発は島の地形を変形させ、現在ミッテルランドとして知られている島を作り出しました。1954年に機構の部隊はこの島の完全な支配を確立し、その後サイト-096を設立しました。
この事件の後、RPC-902‐1実体に関する収容プロトコルが大幅に改定されました。

