RPC-346

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RPC-346

登録事象コード: 346

オブジェクトクラス: Alpha-Orange

ハザードタイプ: 知覚ハザード,射撃性ハザード,精神操作ハザード

追加特性:確率操作

収容プロトコル: RPC-346は、サイト-073のアルファ収容棟内にある密閉された収容ロッカーに保管されています。[データ削除済み]によって実験は無期限に停止されています。RPC-346を用いた実験を申請する際は、サイト-073の管理官へ提出する必要があります。

説明: RPC-346は羊皮紙の巻物であり、放射性炭素年代測定法により800年から1400年前頃のものと推定されています。RPC-346を拡げると、白紙であるように見えます。ヒビ割れ、黄色色素沈着を起こしていますが、これは長期間の放置とセルロースの酸化によるものと思われます。また、RPC-346からは麝香の香りがすることが報告されています。RPC-346の損傷への耐性は非異常の羊皮紙と同等であることが示されていますが、その異常特性は損傷に影響されないように見えます。

人間 霊長類1の対象が、西暦12██年以後に作られた筆記用具を用いてなんらかのテキストを書き込んだ場合、RPC-346は赤インクで書かれたテキストで反応します。RPC-346は低レベルの知性を示しており、自己紹介や対象についての基礎的な質問を行います。多少の差異はあれど、RPC-346は常に同じ一連の質問を行うことが示されています。

RPC-346は対象とやり取りを開始すると直ぐに、契約を結ぶように誘導します。契約はRPC-346と対象の間での合意により成立すると説明されており、対象は死後の「少量の臓器提供」に同意することで多くの財産を受け取ります。100%の事例において、被験者は自らの意思に反しても契約を締結しようと応じます。以後、この対象をRPC-346-1とします。RPC-346は署名後に非活動状態になり、契約者が死亡した際にのみ「リセット」されます。

その7日以内に、RPC-346は確率を曲げ、RPC-346-1が何らかの形式で富を受け取るようにした後、すぐ死に至らしめるようです。この際、富はRPC-346-1が最も精通している具体的な流通貨幣で得られます。これは、アメリカ人の署名者が米ドルで、日本人の署名者が日本円で富を受け取ることを意味します。RPC-346に起因する死は、一貫して残忍または衝撃的なものであることが確認されています。以下はその死因の一例です。

  • 四肢の切断
  • 腸下部の損失
  • 自然発火
  • 頸部の切断
  • クマによる捕食
  • 下水での溺死
  • 腺ペストの合併症
  • 放射線中毒

死後90分から3時間でRPC-346の二次効果が発生し、RPC-346-1の体構造は激しく分離され、最大300ノットの速度で真東へ飛行します。現時点で、これらがどこへ行くのかは不明です。これまでに発見されている残存した対象の構造は、尾骨、虫垂、および微量の筋線維のみです。これら構造の除外についての研究が進行中です。

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