RPC-300

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登録事象コード: RPC-300

オブジェクトクラス: Beta-Orange

ハザードタイプ: 有機的, 集団的, 毒性, 接触性

収容プロトコル: 現在、収容済のRPC-300個体はすべて海洋研究サイト-005で飼育されています。個体は非異常なクラゲ用に設計された適切な環境で飼育されます。RPC-300個体を研究または取り扱う職員は、如何なる時も全身防護服を着用するようにしてください。RPC-300-1に曝露した場合は、通常のクラゲ毒と同様の手段で直ちに治療されます。

説明: RPC-300はイギリス洋の各海に生息する、ライオンタテガミクラゲ(Cyanea capillata)の亜種です。RPC-300個体はRPC-300-1の産生を除いては、あらゆる基準において非異常なクラゲと同質です。

RPC-300-1はRPC-300により産生される毒素です。RPC-300-1の成分は完全には判明していないものの、RPC-300に刺された被験者が周囲のRPC-300個体に関連した現象を体験することが研究で判明しています。RPC-300-1の有毒成分から回復しきっておらず、またRPC-300個体から半径1m以内にいる被験者は、頭蓋内に激しい圧力を感じる傾向にあります。実験ではそうした圧力を感じる部位が、その時周辺にいるRPC-300個体の傘(最上部)に加わった圧力の部位と一致することがわかっています。多くの場合において、この圧力は被験者から何らかの物理的物体で押されて/突かれているようであったり、ある種の鈍力に押し潰されているように感じると述べられます。

被験者の感じる圧力は、RPC-300-1が適切に治療されないでいる限り悪化していきます。個体に刺された被験者が影響範囲内でRPC-300個体を無力化した場合、被験者は死亡するまでの数時間に渡り頭蓋中に激痛を感じることとなります。被験者の影響範囲内で複数のRPC-300個体を無力化すると当該プロセスが加速することが判明しており、頭蓋に激しい圧力がかかることで被験者の脳の爆散を引き起こします。

補遺-1: 複数のRPC-300個体の殺害により無力化・死亡した被験者の検死により、脳の爆散は前頭葉内に原因があることが判明しています。実験では影響を受けた被験者の前頭葉はサイズが拡大した後、破砕して頭蓋を破壊していたことがわかっています。検査した際、被験者の前頭葉内部には大量のRPC-300個体のエフィラ幼生が存在しています。これまで記録された中で最大の個体数は400匹以上です。この現象の原因は現在不明です。

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