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登録事象コード: RPC-005
オブジェクトクラス: Beta-Red
ハザードタイプ: 攻撃性, 水性, 再生, 高等知性, 変形, 接触性, 超次元的
収容プロトコル: RPC-005はサイト-002より北西70キロメートル離れた場所(サイト-002-A"The Ziggurat"としてデザインされたもの)の標準人型収容室にある遠隔収容用の囲いに厳重に収められます。既存もしくは取り替えられる電化製品は緑に染色されるか緑色の影に覆われなければなりません。
すべての液体はRPC-005の収容室より最低10キロメートル離れた場所に保管しなければなりません。サイト-002-Aにおけるトイレは吸引式のものとしてください。RPC-005に割り振られた職員はサイトに一切の液体を持ち込んではなりません。雨に備え、RPC-005の収容室は30秒以内にエアロゾルで満たすことができる状態にしてください。
RPC-005の5キロメートル以内にいるすべての職員はアクアグリーン(hex-code: #03BB85)の衣服を着てはなりません。すべての男性職員(特に18~25歳)はRPC-005の収容室に立ち入ることが禁止されています。RPC-005に対する実験と交流はレベル3以上のセキュリティクリアランスをもつ女性職員に制限されています。RPC-005の収容室に入るすべての職員は少なくとも二人常にRPC-005に照準を合わせている工業用ネットガンで武装した職員を同伴させなくてはなりません。インタビューはインターコムを介して行われ、実体の観察は単一の厚さ9 cmの防弾窓を通して行われます。
RPC-005はいかなる形態の栄養も必要としないようですが、機構は進んで干し魚の盛り合わせからなる「供物」をバナナの葉を乗せた丸い竹の大皿で提供します。「供物」は一日中いつでもRPC-005の要求に応じて与えられます。
RPC-005はその要求に応じて物品を標準の収容プロトコルに違反しない範囲で提供されます。要求された物品の承認は最低二名のレベル3以上のクリアランスをもつ職員が行ってください。
現在要求されている物品は以下のものです。
・毎年4月16日に一人の男性の生贄(却下済)
・アクアグリーンの壁紙16枚(承認済)
・自身の有名な油絵の肖像画一枚(承認済)
・月下香の花束3つを3日ごとに交換すること(承認済)
すべての要求されている物品のリストは文書005-Aを参照してください。
説明: RPC-005はその形を変えることができますが大抵は身長165cm、スリムな体型で約55kgの女性と認識される人型の実体です。RPC-005は4つの異なる緑の陰影をもつ16世紀のジョグジャカルタスルタンの服装に身を包んでいます。
RPC-005は発射体及び鈍器による外傷に対して(痛みを無視することはできませんが)優れた回復力を示し、24時間以内に欠損した手足を完全に再生することができます。RPC-005はその回復力にもよらず、通常の手段(頭部に対する鈍的外傷と鎮静剤による鎮静が最も効果的だと判明しています)により無意識状態にすることができます。RPC-005は約5 1km以内の液体を操作する能力を有しています。しかし、奇妙なことに、RPC-005は体液(血液や汗など)を操作することができません。
RPC-005はその姿を変えます被験者の自身に対する意識を脅迫、誘惑、迷彩機能のうちのいずれかの形で変化させます。RPC-005の既知の容姿は次のものです。
- 長さ約10mの鋸刃状の鱗を持つ海蛇
- ███████博士に似た顔の特徴をもつ女性研究員
- 身長約145cmの高齢の女性
- [削除済]
RPC-005は対象の肌へ直接接触することにより対象を殺害する能力を有しています。CSD職員にRPC-005へ危害を与える実験を行ったところ、RPC-005との接触により被験者の脳内の化学プロセスが即座に停止しました。研究により、ROC-005は女性被験者は無視する一方で稀に男性職員を誘惑し、[編集済]させることがわかりました。
RPC-005は流暢なインドネシア語、ジャワ語、オランダ語、日本語、英語を話すことができます。RPC-005実体は収容前の出来事について話すことを拒みます。RPC-005は、その異常な能力の獲得に関しての質問をされた場合、すぐに話題を変えようとします。
RPC-005はジョグジャカルタの住民により、"Nyai Roro Kidul"と正式に名付けられています。名前は他に"Ratu Laut Selatan"、"Gusti Kanjeng Ratu Kidul"があります。RPC-005は、質問をしている職員に対して個人的に実名である ████ ██████という名前で接するよう要請しました。
付記 1:発見・収容の経緯: RPC-005は194█年██月██日にジョグジャカルタで活動するOSSエージェント██████が同僚に対する違和感を報告したことにより、機構の目に留まりました。CIAのリバーボート「マダムクラック」の█████ ███████船長もまた195█年██月██日、南海岸を航行中に同様の感覚を報告しました。ボートがプロゴ川の河口から40km上流に移動した後、その感覚は突然なくなりました。
RPC-005は████年██月██日にCIAのクーデターによる[データ削除済]の転覆の失敗の後機構によって勾留されました。RPC-005の回復は比較的簡単になされました。捕獲は原始的な漁網と障害のある26歳の男性被験者を囮にすることで達成されました。しかし、実体の特性により、インド洋に高さ██mの荒波が生じ、██当局とCIAエージェントが衝撃で殺されるか、████の住民とともに作戦行動中行方不明となりました。
RPC-005は何事もなくサイト-002-Aに移送されました。Magenta Almeida博士はRPC-████を無力化した後、RPC-005を監督する主任研究員として再任されました。Almeida博士は████年██月██日に辞任し、RPC-005は現在の主任研究員であるMalina Reynolds博士に引き継がれました。
付記 2:再収容プロトコル:
プロトコル 005-B-1"Drought"
RPC-005の再収容について。収容違反が発生した際、次の手順をとってください。
- セキュリティクリアランスレベル1以上のサイト勤務の職員が優先度の高い男性職員とともにサイト-002-Aから避難してください。
- サイト勤務の職員を主要な廊下に集めてください。必須の身元確認検査は少なくとも二人のレベル4以上の職員が行ってください。
- サイト-002-Aから40km以内にあるすべての配管パイプを速やかに排除してください。
- サイト-002-Aのすべての除湿システムを一斉に起動してください。
- サイト勤務でセキュリティクリアランスレベル3の警備員は、サイト-002-Aの武器庫から標準RPC-005収容装備を受け取ってください。
- 機構の衛星および/もしくはFLIRとIRNVシステムを用いて半径20kmでサイト-002-Aの周囲をスキャンする高高度偵察UAVを使用してください。
- 機構の駆逐艦ANFV Ratatosk、ANFV Arachnae、ANFV Vootrekker を[編集済]の海岸近くに待機させてください。
- ASF即応部隊NRK-02"Mermaid"をサイト-002-Aの外部で待機させてください。(NRK-02には機構の IFV LAV-25一つと FAV Meyers Manx 2つが提供される場合があります。)
以下は1952年██月██日に行われたエージェント█████ ██████とMagenta Almedia博士のインタビュー記録の写しです。
インタビューログ 005-1-A 1952年██月██日
インタビュー対象: CIAエージェント█████ ██████
インタビュアー:Magenta Almeida博士
序文:CIAのエージェント███████ ██████は26歳のアメリカ国籍の白人男性で、以前ジョグジャカルタに配置されたCIAの防諜エージェントとして働いていました。エージェント███████ ██████は、RPC-005の回収に関与したエージェントの中で数少ない生存者のひとりです。
<記録開始01:24 P.M>
Almeida博士: あなたはエージェント█████ █████ ██████で、19██年6月██日に生まれ、インドネシアのジョグジャカルタ市で情報収集を担当していました。間違いないですね?
エージェント██████: はい、間違いないです。
Almeida博士: どうしてあなたはRPC-005の回復に参加したのですか?
エージェント██████: 私が彼らから聞いていたのはもっと人手が必要だということだけでした。
Almeida博士: 回復前にRPC-005の存在をどのようにして発見したのですか?
エージェント██████: まず、私はある伝承を見つけました。はじめはただの████████████ビーチで何人かの漁師の失踪についての報告書でした。それで、
Almeida博士: 伝承について詳しく説明していただけますか? 記録するだけです。
エージェント██████: もちろんです。その伝承には多くの繰り返しがあります。どれを話しましょうか。
Almeida博士: あなたが知っている中で最も良いものをお願いします。
エージェント██████: さて、スンダ人の伝承ではかつて██████████という名のパジャジャラン王国の王女がいたといいます。彼女は重い皮膚疾患に苦しみ、王国から追放されました。彼女はひどく取り乱していたため、山の頂上からインド洋に飛び込み、自殺を試みましたが、たまたま水が彼女の病気を直したのです。あとはあなた方が知っている通りです。
Almeida博士: ありがとうございます。次に、RPC-005の回復の際のあなたが経験したことを聞かせていただけますか?
エージェント██████: もちろんです。さて、その場には私、エージェント████、そして他に二人私とともにワシントンのオフィスからきたエージェントがいました。私達には██████████の消失とそれの███████ ███████ ███ ███との関係を調べるという単純な任務が与えられていました。4月██日までに私達は真実がどのようなものであるかを掴みました。指令は私達の指揮官の指揮官から直接送られてきたのでそれが重要だとわかっていました。しかし、その指令は控えめに言っても珍しいものでした。つまり、私は犯人捜査ではなく情報収集のために訓練を受けていたのです。
[エージェント██████は話を区切り咳払いをする。]
Almeida博士: エージェント██████? 続けてください。
エージェント██████: すみません。私達は午前3時に████████████ビーチに集まるように言われました。私達が着く頃には既に少なくとも██人の完全武装した男性がいました。次に私達が覚えているのは彼らエージェントが足の不自由な地元住民を木に縛っていたということです。
Almeida博士: それで、あなたはそのときあたりを照らす手段を何も持っていなかったのですか?
エージェント██████: そのときは月光と近くの家のランタンしかありませんでしたがあたりを見るには十分明るかったです。とにかく、30分で緑の王室の服を着た女性が男の前に現れ、彼女が…彼を慰めているように見えました。年上のエージェントはそのとき、私達に動くよう指示はせず、私達はただ待機を命じられました。その女性と男性が立ち上がり、海に向かってあるき始めたとき、エージェント██████が走り出し、その両方に漁網を投げました。
Almeida博士: 少し待ってください。あなたはRPC-005の回復の際に不安を感じたと言いましたよね?
エージェント██████: はい、私は…眠かったです。その感覚はナイフが肌を優しく掻き回すとしか言いようがありませんが、その感覚を全身に感じました。分かりますかね?その感覚は「それ」を見つけるまでに感じてきたものより100倍悪いものでした。
Almeida博士: ありがとうございます。続けてください。
エージェント██████: 「それ」はこのめちゃくちゃな見た目の蛇に変身してぞっとするような鳴き声をあげました。誰もがそこに立ち尽くすことしかできませんでした。何が起ころうとしているのか誰も分かりませんでした。風が彼女の鳴き声とともに吠え始めました。そして、ご存知の通り██人のエージェントは司令官を含む私達を残してその場を逃げ去ったのです。
Almeida博士: では、どうして彼らはそんなことを?
エージェント██████: 60フィート(20m)のあの波が来たからです。「それ」はまだ漁師の隣のネットの中にいました。おそらくエージェント達は「生活」と呼ばれるものを続けたいと思っていたのでしょう、博士。
Almeida博士: あなたはどうやってその波を生き延びたのですか?
エージェント██████: 「それ」から20フィート(6m)離れた陸地ではその波の影響は受けませんでした。それがエージェント████、 ██████、そして私が生き延びることができた理由です。エージェント████がライフルの銃床で「それ」を眠らせるとすべてが治まりました。
Almeida博士: あなたはどうやってRPC-005の輸送を成功させたのですか?
エージェント██████: RPC-なんちゃらが女性に戻ったとき、私達はそれが目覚めるたびに眠らせることにしました。エージェント████は個人的に鎮静剤を所持していました。つまり、予備の鎮静剤があったのです。もちろん、私達は「それ」に使いました。皆が落ち着いたあと、私は午前中に人魚とともに引き出されました。ところで、私のパートナーはどこですか?彼に会ってもいいですか?
Almeida博士: 辛抱してください。話が終わればすぐにでも彼らがどこにいるかお教えしましょう。RPC-005の人間の姿をあなたはどのように表現しますか?
エージェント██████: 彼女はどんな一般人と比べても悪い見た目ではありませんが、彼女と性交しようとするとあなたを殺すでしょう。エージェント████は私達が彼女を眠らせるとこれを行い、死亡しました。
[Almeida博士が立ち上がる]
Almeida博士: ありがとうございました。これで私達が知りたいことは以上です、エージェント██████。
エージェント██████: 博士、あなたはそれを殺さなければなりません。生かしておく理由がないでしょう。
Almeida博士: 残念ながらそれはできません。
[エージェント██████が立ち上がり机を叩く]
エージェント██████: 「それ」は私の同僚を含む何100もの人をころしたんです!あなたはまた災害が起こるのを待っていろというのですか!?「それ」には生きる理由がありません!それはともかくこのインタビューの目的は何ですか?
Almeida博士: すみませんエージェント██████、しかし機構の目的は収容であって殺すことではないのです。
[エージェント██████は再び座り泣き始める]
エージェント██████: 彼女の歌声がまだ聞こえます。
<記録終了、01:37 P.M>
後記: ██-██-███に起こった出来事は災害でした。回復チームの故人はKIAに分類され、彼らの家族は彼らの死について知らされています。生き残った回復チームはとジョグジャカルタのすべての住人にCクラス-記憶処理が必要です。
███████博士による注釈: クラスC-記憶処理は生き残った回復チームに対し承認されました。しかし、16世紀以降の出来事とRPC-005を取り巻く伝承の量に対しては全国的な記憶処理が必要なため承認は保留されています。
国際監督官04による注釈: 全国的な記憶処理の要求は却下されました。RPC-005は既に我々の収容下にあります。インドネシアの人々に伝承とともに生きることを許しましょう。 少なくとも今住民はRPC-005の干渉を受けず夜に平和に眠ることができています。
以下は195█年██月██日に行われたRPC-005とMagenta Almedia博士のインタビュー記録の写しです。
インタビューログ 005-1-B、記録日:195█年██月██日
インタビュー対象: RPC-005
インタビュアー: Magenta Almedia博士
序文: Magenta Almedia博士と6人の上級研究員がRPC-005の性質と起源の調査のため観察室にいる。
<記録開始、██:██ P.M.>
Almeida博士: [インドネシア語で]こんばんはRPC-005。聞こえますか?
RPC-005: 英語を話せるぞ、帝国主義者さん。
Almeida博士: [英語で]そうですか。質問しても大丈夫でしょうか。
RPC-005: 他に選択肢はなさそうだが。
Almeida博士: どこで生まれましたか?
RPC-005: 宮殿だ。その██████側だった。
Almeida博士: どのようにして今の状態になったのですか?
RPC-005: 私の話は既に聞いているのではないか?
Almeida博士: 大変結構です。あなたの目的は何ですか?
RPC-005: どういう意味だ?
Almeida博士: あなたの目的、目標です。なぜあなたはこのようなことをしてきているのですか?
RPC-005: 何?我が民をお前のような野蛮人から守ることだろうか?そうだ、それがお前の言う私の目的というやつだ。
Almeida博士: 民間伝承とこのサイトのセキュリティ関係書類から男性に対してより攻撃的な行動を取るという報告を受けています。理由を説明できますか?
RPC-005: 私は彼らを殺してはいない。私は彼らを募集しているのだ。女には私が彼らに課す義務を全うできない。
Almeida博士: 何に募集しているのですか?
RPC-005: 軍隊だ。
Almeida博士: 軍隊を持っているのですか?
RPC-005: ああ、持っているとも、マダム。彼らは見ているのだ。私の帰りを待っているのだ。
Almeida博士: 彼らと何をするつもりですか?
RPC-005: 私を信じたまえ、マダム、お前の知りたくないことだ。
<記録終了、██:██ P.M.>
Almeida博士による注釈:特殊機動部隊を用いてジャワの南海岸にRPC-005の軍隊の存在を確認したいです。
Lindwood中尉による注釈: ジャワの南海岸全体のソナーとIRスキャンを行ったが成果は得られなかった。
国際監督官04からの指令
RPC-005が2006年5月27日の収容違反の際[編集済み]海に到達したちょうど2分後、ローカル・マグニチュード5.9の地震がジョグジャカルタの南西25kmで発生し、6000人が死亡しました。RPC-005の収容室を数キロメートル内陸に移動させてください。
国際監督官04