RPC-009 (削除済/記録用)

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rcp-009

諜報基地658-001でのRPC-009の出現時の静止画像。

登録事象コード: 009

オブジェクトクラス: Gamma-Yellow

ハザードタイプ: 超次元的、高等知性

収容プロトコル: 現地時間で月曜日と木曜日の13:00~16:30の間に、影響を受ける機構施設の職員がRPC-009が顕在化する地域に赴き、RPC-009によって届けられる小包を受け取ってください。RPC-009の小包は、可能な限りすみやかに受取人に運搬させてください。1つ目の小包が適切に開封されず、受取人によって添付文書が読まれない場合、駐留しているエージェントは、RPC-009によるのこりの小包を施設の担当バイオハザードチームに報告し、処分させてください。オリジナルの小包については、受取人が見つけ、開封してください。

職員は、RPC-009の配達物を取得した後、RPC-009が消失したら報告し、判明している最後の位置まで追跡し、警備員によって質問を受けるために勾留されます。

改訂版収容プロトコル: 以前の配達における受取人に関する事件に関連して、以後RPC-009の小包の開封はすべて監視下で行われることになりました。受取人へは徹底的に尋問を行い、小包を配置した収容室に護送する前に、医療スタッフによって精神鑑定を受けることになります。開封後、対象は内部の物体を警備員が没収し、焼却する前に、対象物と5分間の対話が許可されます。受取人が異常行動を起こした場合、すぐに鎮圧し、その後一時的に勾留します。

説明: RPC-009は、年齢不詳の欧州人の成人男性です。RPC-009は、右の瞳がネオングリーンであることを除けば、標準的な人間と比較して特に違いはありません。RPC-009の振る舞いはおとなしく、突然の動作や、感情の表現はほとんど見られません。加えて、RPC-009は靜思している際、散発的に緊張病の症状を示します。1

RPC-009が、任意の平面上の2つの実体間を接続する開口部を生成し、施設間の移動手段として利用できることが論理的に証明されています。これらの開口部は、遠方からは1つのビーコンが点灯している黒い空間として観察されます。RPC-009の出現中に開口部に侵入しようとした場合、開口部は自律的に直径を縮小し、侵入を防止します。再度試みても結果は変化しません。侵入者が撤退すれば、開口部は元の大きさにまで復旧します。

RPC-009は現在、サイト-099、サイト-103、サイト-032、サイト-046、調査基地555-098、諜報基地658-001での出現が確認されています。毎週月曜日と木曜日の13:00~16:30に、RPC-009は対象施設のエントランスゾーンの一つに出現し、セキュリティシステムを効果的に通り抜けます。RPC-009は小包上部に添付されたメモに記載された受取人(主に現地の家族、時たま現地職員の家族)向けのマークの印刷されたダンボール製小包を持っています。すべての小包はサイズと寸法が一定でなく、状態は良好で、きれいに梱包されています。

出現すると、RPC-009はその荷物を配達することに同意した最も付近にいる人物を見つけ、次回の訪問時からその人物に接触を図ることになります。その人物がその場に存在しなかった場合、RPC-009は中程度の不満を示し、新しい配達人もしくは、受取人自体を探して施設内を徘徊し始めます。受取人がRPC-009の配達物を受け取り開封すると、人生の特定の期間において、その人物が欲していた物品、紛失した物品、破損により失った物品が入っており、受取人はその物体の重要性に関係なく大きな満足感を感じます。また、物品の下に、以下のような印刷されたメモが添付されています:

ハワード&サンズエクスプレス セクター16-A
ご意見やご要望については、+█(███)███-████に連絡し、当社のアドバイザーにご相談ください。2

受取人は、約8時間以内に小包を発見し、開封する必要があります。もし小包が開封されていない、無視されている、もしくは忘れられている場合、RPC-009は次回の出現時に2つ目の小包を持って同じ場所に再出現します。この小包は、その内容物以外は最初のものとなんら変わりありません。受取人が開封した場合、内部には黒いマーカーで乱雑に書き殴られている以下の内容のメモ以外に何も入っていないことに気がつくでしょう:

ハワード&サンズエクスプレス セクター16-A
ご意見やご要望については、+█(███)███-████に連絡し、当社のアドバイザーにご相談ください。

対象者が小包を開封して数秒後、大型の開口部(RPC-009が利用するものと同様のもの)が小包底部に出現し、開封者のサイズに合わせて素早く拡張されます。拡張後、開口部は真空状態になり、被験者を引きずり込んだ後、完全に飮み込み、消失します。侵入した際、対象者の保有する全ての電子機器は、脱出するまで機能しなくなります。

報告によれば、対象者は主に未知の金属と、ガラスのパネル、壁紙で構成された6x6x6mの小部屋へと移動します。羽目板を通して周囲を確認すれば、周辺には目立ったものはなにもないことが確認できます。5分後、小部屋に大きなオフィスデスクと、それを挟むように2つの椅子が出現します。そして人形のシルエットが机の周辺に現れ、対象者に椅子に腰掛けるよう指示します。

実体は、RPC-009のサービスが有効であったかどうかに関する一連の質問を行います。対象者が、質問のほとんどに否定的に回答した場合実体は、RPC-009について話し合い、それらの問題について対処することを通知します。逆に肯定的に回答した場合、実体は退出をうながし、さらに最初に届けた小包を発見し、開封することを推奨します。回答にかかわらず、対象者は質問が終われば元の場所へと送還されます。

もし最初の小包が2つ目より前に開封された場合、2つ目の小包は異常性を示さず、メモのみが入っています。

補遺009-001: Mayfold博士による実験

██/██/20██、サイト-046のMayfold博士は、研究委員会内の名誉ある役職への指名を取得しようと考え、RCP-009の潜在的起源を発見するための調査を提案しました。Mayfold博士は、RPC-009に関する個人情報、または未知の情報と相関した文書を見つけるため、自分の欲求を優先して実験を計画しました。1年後、RPC-009がサイト-046に出現し、Mayfold博士宛の小包を駐屯していたエージェントへ受け渡しました。小包は無事にMayfold博士に届けられ、すみやかに開封されました。小包の内部には、次の書類が梱包されていました。

補遺009-002: Mayfold博士の報告後の行動

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